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キズの新しい治し方

キズは乾かさないほうが早く治ると言われています。

現在は、キズができた時には乾かさず、綺麗に洗ってキズを覆(おお)うほうが早く治ると言われており、その方法が広まっています。その概念(考え方)は、専門的には「湿潤(しつじゅん)療法(りょうほう)(モイストヒーリング)」と言われ、キズから出てくる体液(滲出(しんしゅつ)液(えき))にはキズの部分を元通りにしようとする機能が備わっており、それをいかにうまく利用するかが重要であるという考え方です。

どのようにするかというと、キズが乾かないように作られた専用の絆(ばん)創(そう)膏(こう)でキズ口をしっかり覆い、キズ口からの体液(滲出(しんしゅつ)液(えき))が外に漏(も)れ出ないようにします。そうすると自身の体液(滲出(しんしゅつ)液(えき))がキズの中に留まり、元通りに戻そうとキズと絆(ばん)創(そう)膏(こう)の間でしっかり働けるわけです。

キズによっては病院に行った方が良い場合もあります。

ただし、すべてのキズに、この「湿潤(しつじゅん)療法(りょうほう)(モイストヒーリング)」が当てはまるわけではありませんキズができた原因やキズの大きさ、深さ、キズの種類(すりキズ、切りキズ、刺しキズ、噛(か)まれたキズ、やけどなど)によって、自宅で治療できる場合と病院に行かなければならない場合がありますので、きちんと見極めなければなりません。

自宅で処置が行える浅いすりキズや切りキズなどの場合は、薬局の薬剤師さんに相談して、市販されているモイストヒーリング用の絆(ばん)創(そう)膏(こう)を使用していただければ、ご自宅でもモイストヒーリングによる治療が行えます。ただし、キズに異常(赤くなる、さらに痛くなる、など)が見られたらすぐ病院で受診してください。また、市販のモイストヒーリング用の絆(ばん)創(そう)膏(こう)で覆えないほど大きな深いキズの場合は、病院で専門の医療従事者の処置を受けましょう。

新しい「陰圧閉鎖療法」とは?

そこで、医療従事者によるキズに対する比較的新しい治療法の一つとしてご紹介させていただきたい治療法が「陰圧(いんあつ)閉鎖(へいさ)療法(りょうほう)」です。キズを密閉し、専用の装置で吸引することにより、キズに対して積極的な刺激を加えるため、単純に絆(ばん)創(そう)膏(こう)で覆うよりもキズの治りが早いと言われています。この治療法は欧米では15年以上前から導入されており、日本においても厚生労働省の認可を受け、2010年4月から健康保険で治療が受けられるようになりました。

マイクロストレイン

←キズを専用のスポンジとテープで覆って吸引すると、その刺激でキズの表面が 引き上げられ、新しい肉芽(にくげ)組織(そしき)が作られます。

※肉芽(にくげ)組織(そしき):キズ口を埋めて元通りにする基になるもの。

長い間我慢していませんか?

それではどのようなキズにこの新しい治療法が当てはまるのでしょうか?

基本的には治りにくいキズ、長い間患(わずら)っているキズが当てはまります。そのようなキズでお困りの場合には、お近くの病院で「陰圧(いんあつ)閉鎖(へいさ)療法(りょうほう)」のことを尋ねてみてください。例えば、ご高齢の方などで床ずれを患っておいでの方、糖尿病(とうにょうびょう)や脂質(ししつ)異常症(いじょうしょう)(高脂(こうし)血症(けつしょう))などが持病としてあり、キズがなかなか治らない方などは是非一度「陰圧(いんあつ)閉鎖(へいさ)療法(りょうほう)」に関してご相談ください。

糖尿病性(とうにょうびょうせい)足(あし)潰瘍(かいよう) 褥(じょく)瘡(そう)(床ずれ)

キズがあるがゆえに生活に支障のある方、「陰圧(いんあつ)閉鎖(へいさ)療法(りょうほう)」を試してみませんか?

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